声優養成所へ行こう

社会人から声優を目指す!

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声優を目指す方の中には、現在社会人としてお仕事をされている方もいらっしゃることでしょう。

 

「社会人なんて自分だけなんじゃないか?」
「声優養成所は若い子ばかりでは?」

 

色々な心配がよぎるかもしれません。
しかし、ほとんどの声優養成所は社会人でも入所可能となっていて、実際に多くの社会人が仕事を続けながら声優養成所に通っています。

 

また、声優専門学校の中には、社会人やフリーターが通いやすいように、夜間や土日に週一回から通えるクラスを設けている声優専門学校もあります。

 

社会人から声優を目指すには思い切りが必要ですし、やるからには声優としてデビューしたいという方ばかりでしょう。
声優としてデビューできるかどうかの分かれ道はたくさんありますが、まず始めに訪れる分かれ道は声優養成所や声優専門学校の選択です。

 

声優養成所や声優専門学校の選択が、あなたが声優になれるかどうかを決めると言っても決して過言ではありません。
以下に、社会人でも働きながら通いやすい声優養成所や声優専門学校についてや、社会人を経て活躍している声優についてご紹介していきます。

 

 

 

社会人におすすめの声優養成所

社会人の方が声優のレッスンを始めるなら、候補に上がりやすいのは声優養成所でしょう。
とは言え、声優養成所は東京都内だけでも多数あります。

 

それらの声優養成所の中から、社会人におすすめの声優養成所を2つご紹介します。

 

 

日本ナレーション演技研究所

 

日本ナレーション演技研究所のロゴ

 

社会人の方が声優養成所に通うのであれば、全国に校舎をもつ日本ナレーション演技研究所がおすすめです。

 

過去に多くの有名声優を輩出してきた声優養成所なので、本格的にプロの声優を目指すならおすすめです。

 

日本ナレーション演技研究所が社会人に適している理由について、以下に詳しく解説していきます。

 

日本ナレーション演技研究所公式HP

 

 

週1回から通える声優養成所

日本ナレーション演技研究所では、週1コースと週2コースを用意しています。通いやすい曜日や時間帯を相談できるので、仕事と声優レッスンを両立しやすいです。

 

また、週2コースは土日のどちらか1日でまとめて受講することも可能です。

 

 

日ナレは学費が安い

日本ナレーション演技研究所の魅力の一つとなっているのは、受講料が安いことです。

 

週1コースに1年間通うのにかかる費用は入所金と授業料を合わせて30万円程度です。他の声優養成所と比較して数万円安い料金設定です。

 

 

声優輩出実績が多数

声優養成所を選ぶ上で最も重視すべきは声優業界への就職率、つまりは声優としてデビューできる可能性がどの程度あるのかということです。

 

声優養成所に通うことを考えている社会人の多くは、将来的に声優として仕事をしていきたいと考えていることでしょう。

 

そんな方にとっては、どんなに有名な声優が講師を務めていても、どんなに最先端の設備が導入されていても、声優としてデビューできずに終われば何の意味もありません。

 

日本ナレーション演技研究所は、過去に多くの有名声優が学んだ声優養成所です。
梶裕貴や堀江由衣、佐倉綾音など、多くの人気声優を輩出してきました。

 

声優養成所を選ぶ上では、声優の育成実績を比較することが大切です。

 

 

全国に校舎あり

日本ナレーション演技研究所は全国に16校を展開する大型の声優養成所です。東京や大阪はもちろんのこと、地方都市にも校舎を構えています。

 

仕事で転勤があったとしても転校が可能なので、異動の多い職場でも安心です。

 

 

入所時期が年に3回

日本ナレーション演技研究所では、春、夏、秋と年に3回の入所時期を設けています。

 

多くの声優養成所では入所時期は年に1回のみとなっていて、タイミングを逃すと1年近く入所を待つことになります。

 

日本ナレーション演技研究所なら、仕事の都合に合わせて入所のタイミングを選ぶことができます。

 

日本ナレーション演技研究所公式HP

 

 

 

インターナショナルメディア学院

 

インターナショナルメディア学院公式サイト

 

社会人から声優養成所に通うのであれば、インターナショナルメディア学院もおすすめです。

 

ドラゴンボールのベジータ役で有名な堀川りょう先生が学院長を務める声優養成所で、今最も勢いのある声優養成所とも言えます。

 

社会人にインターナショナルメディア学院がおすすめな理由を、以下に項目ごとにまとめてみました。

 

インターナショナルメディア学院公式HPへ

 

 

3ヶ月に一回の所属審査

インターナショナルメディア学院はグループ会社に2つの声優プロダクションがあり、なおかつアニメなどのコンテンツ制作も手掛けています。
プロダクションの仕事の量は十分にあり、どんどん新たな才能をデビューさせています。

 

そのため、普通の声優養成所が年に1回のプロダクション所属審査を開くのに対して、インターナショナルメディア学院では3ヶ月ごとにプロダクション所属審査を行います。

 

声優養成所に入って1年目であろうが、社会人10年目であろうが、実力があればどんどん声優として仕事をもらえます。

 

昨今の声優にはタレント性が求められることも少なくはないので、社会人であればなおさらデビューが早いに越したことはありません。

 

声優養成所を選ぶ上では、どの程度デビューできる可能性があるのかを見極める事が大切です。

 

 

年齢層によってコースが分かれる

インターナショナルメディア学院は声優養成所の中でも比較的規模が大きいので、年齢層によってクラス分けがされています。

 

30代〜40代を対象にしたミドルコースや、50歳以上の方を対象にしたシニアコースなど、年齢によってクラスが分かれています。

 

一方で、多くの声優養成所では年齢によるクラス分けがないので、社会人であっても大学生や10代の子たちに混じってレッスンを受けることになります。

 

そのような環境から、声優養成所が長続きしない社会人の方も少なくありません。

 

インターナショナルメディア学院では、同じ境遇の仲間が見つかりやすいこともあり、社会人から声優を目指す方には通いやすい環境が整っています。

 

また、完全自宅学習が可能なオンライン校もあるので、忙しい社会人の方は検討してみると良いでしょう。

 

 

 

週1回のコースを選べる

声優養成所のカリキュラムは養成所によって様々で、週1回のところもあれば、週に5回という養成所もあります。

 

インターナショナルメディア学院では週に1回のコースから選択できるので、費用に合わせて声優養成所に通うことができます。

 

社会人で声優養成所に通う方の多くは、ご自身のお給料から学費を支払われることでしょう。
学費を無理なく支払うことができて、なおかつ仕事と両立できるカリキュラムの声優養成所を選びましょう。

 

 

 

講師にプロの声優が多い

声優業界は年々変化しています。昔と同じレッスンを受けていても、今の声優業界で求められているものが足りていないかもしれません。

 

良い声優を輩出している声優養成所では、必ず現役の第一線で活躍している声優が講師を務めています。
今の現場で求められているものを感じ取り、それをフィードバックしたレッスンを取りおこなっています。

 

声優以外にも優秀な講師はたくさんいますが、講師に現役声優が1人もいないというのはおすすめしません。

 

インターナショナルメディア学院の講師

【堀川りょう】ドラゴンボールZ/ベジータ、名探偵コナン/服部平治
【宮村優子】新世紀エヴァンゲリオン/アスカ、南海奇皇/島原海潮
【IKKAN】怪獣酒場カンパーイ!/バルタン店長、塔の上のラプンツェル/ウルフ
他現役声優・俳優が多数

 

 

 

編入可能な全国19校+オンライン校

インターナショナルメディア学院は、北海道から九州まで全国に19箇所の校舎を展開しています。
さらに、在学中であっても希望を出せば別の校舎に編入することが可能です。

 

地方で社会人として働いているのであれば、とりあえずは最寄り都市にある校舎に、仕事が休みの日を利用してレッスンに通うと良いでしょう。

 

地元で学びながら講師や職員と相談して、ある程度プロの声優としてやっていけそうなら、仕事を辞めて東京校へ編入しても良いかもしれません。

 

また、インターナショナルメディア学院では完全自宅学習のオンライン校も開校していて、校舎が近くにない方や、声優養成所に通うのが難しい方、海外にお住まいの方でも声優のレッスンを受講することができます。

 

 

 

入所はいつでもOK

社会人から声優を目指すのであれば、デビューは早いに越したことはありません。
声優の勉強ならデビューしてからもできますし、むしろ声優はプロであっても日々勉強です。

 

多くの声優養成所は入所時期が1年に1度しかないために、タイミングが悪いと長い期間入所を待つ可能性があります。

 

その点インターナショナルメディア学院は随時入所可能なので、思い立ったらすぐに声優養成所へ通い始めることができます。

 

インターナショナルメディア学院公式HPへ

 

 

 

社会人でも通いやすい声優養成所一覧

プロ・フィット声優養成所

提携事務所 ラクーンドック
コースと費用

基礎科/1日3時間×週1/37万円(入所金含む)
本科/1日2時間×週1/61万円(入所金含む)

入所期間 2年間(1年で継続審査あり)
校舎 東京
年齢制限 中学卒業見込み以上
出身者 岡本信彦/悠木碧/石川界人/鬼頭明里/茅野愛衣/長妻樹里

 

 

俳協ボイス

提携事務所 俳協
コースと費用

スタンダードクラス/1日3時間×週1/242,000円
アドバンスクラス/1日3.5時間×週1/88,000円

入所期間 1年間(6ヶ月目で継続審査あり)
校舎 東京(新宿)
年齢制限 16歳〜38歳まで
出身者 関智一/岸尾だいすけ/村中知/大原さやか/佐藤利奈/諏訪部順一/池田秀一/池田昌子/杉本ゆう/皆川純子

 

 

talk back

提携事務所 ケンユウオフィス
コースと費用

本科・研修科/2時間×週2コマ/429,000円(入所金含む)
リトライ科/1日2時間×週1/275,000円(入所金含む)

入所期間 2年間(1年で継続審査あり)
校舎 東京(世田谷)
年齢制限 特になし
出身者 飯塚雅弓/戸田めぐみ/矢口アサミ/下妻由幸/奈良徹/新田英人

 

 

アトミックモンキー声優・演技研究所(アト研)

提携事務所 アトミックモンキー
コースと費用

1日2.5時間×週1/費用は要確認

入所期間 2年間(1年で継続審査あり)
校舎 東京(麻布)
年齢制限 15歳〜30代位まで
出身者 関智一/小野友樹/潘めぐみ/杉田智和/鷲崎健/小市眞琴/西田望見/折笠富美子/長沢美樹/田中由香/近藤浩徳

 

 

アクセルゼロ

提携事務所 アクセルワン
コースと費用

要確認

入所期間 要確認
校舎 東京(新宿)
年齢制限 要確認
出身者 君嶋哲/工藤雅久/福原かつみ/七瀬彩夏/白川愛実

 

 

ぷろだくしょんバオバブ付属養成所BAO

提携事務所 ぷろだくしょんバオバブ
コースと費用

1年目1日2.5時間×週1/374,000円(入所金含む)
2年目1日2.5時間×週1/297,000円

入所期間 2年間
校舎 東京(新宿)
年齢制限 基礎訓練を受けた15歳以上

 

 

プロダクション・エース演技研究所

提携事務所 プロダクション・エース
コースと費用

要確認

入所期間 1年間
校舎 東京(恵比寿)
年齢制限 16歳〜35歳位まで
出身者 竜門睦月/木村涼香/花園愛美/平井貴大/丸山智行/八木侑紀

 

 

ゆーりん声優・ナレーター養成所

提携事務所 ゆーりんプロ
コースと費用

週1回コース/1回2.5時間/199,980円
週2回コース/1回3時間/297,000円
※1年目の金額です。

入所期間 2年間
校舎 東京(赤坂)
年齢制限 中学生以上
出身者 小林裕介/高塚智人/汐谷文康/村上奈津実/池田祐子

 

チェックポイント
本年度の学費や細かいカリキュラム内容など、ホームページには記載のない情報もあります。
日本ナレーション演技研究所インターナショナルメディア学院をはじめとして、気になる声優養成所に関しては必ず資料を取り寄せて、できれば見学や体験にも参加してみましょう。

 

社会人におすすめの声優専門学校3選

社会人が休日や仕事帰りに通える声優専門学校の中でも、声優業界からの評価が高く、おすすめといえる声優専門学校は以下の3校です。

 

代々木アニメーション学院

 

代々木アニメーション学院

出典:代々木アニメーション学院公式サイト

 

多くの有名声優や人気声優を輩出した代々木アニメーション学院では、社会人やフリーター、大学生を対象に、夜間や土日に通える週一コースを開講しています。

 

国内で制作されるアニメ作品のほとんどに代々木アニメーション学院の卒業生が関わっているほど、声優業界では評判の高い声優専門学校です。

 

田村ゆかりさんや水樹奈々さんのような超有名声優から、中島ヨシキさんや古賀葵さんのような若手人気声優まで、声優輩出実績ではNo.1とも言える声優専門学校です。

 

また、専門学校の総合プロデューサーを秋元康氏が務めるなど、アイドル業界にも強いコネクションがある専門学校です。

 

豊富なネットワークによる声優デビューのチャンスも多数あり、専門学校在学中に早々に声優デビューを果たす生徒もいます。

 

声優学科の講師には現役で活躍する声優を起用。カリキュラムの監修からプロの声優が行い、声優デビューを徹底的に目指すための専門学校であることをモットーとしています。

 

代々木アニメーション学院の週一コースでは、趣味で声優の技術を学んでみたい社会人の方から、本気でプロの声優として転職したい社会人の方まで、個人のレベルや目的に合わせて指導を行います。

 

週一コースの入学者の約4割は大学生・社会人・フリーターと幅広い年齢層の生徒が通っているので、20代や30代でも通いやすい雰囲気が特徴です。

 

半年間の学費は16.5万円と格安の学費設定となっているので、大学生がダブルスクールで声優の勉強を始めるにも無理なく通えます。

 

また、フリーターや会社員など収入のある方であっても、条件を満たせば学費免除制度を利用することができます。

 

 

 

 

ヒューマンアカデミー

 

ヒューマンアカデミー社会人クラス公式サイト

出典:総合学園ヒューマンアカデミー公式サイト

 

社会人も週1回から通えるヒューマンアカデミーは、各声優専門学校の中でもオーディションが圧倒的に多いのが魅力の一つです。

 

声優専門学校の強みは声優養成所と違って色々な声優プロダクションのオーディションを受けられる点ですが、オーディションの数が多ければ多いほど当然ながら声優デビューのチャンスに恵まれます。

 

声優専門学校によっては、受験できるのは弱小プロダクションのオーディションばかりということもありますが、ヒューマンアカデミーのオーディションには大手の有名プロダクションが数多く参加します。

 

春と秋に2回開催される校内オーディションでは、90社を超える声優プロダクションが来校します。

 

校内オーディションの期間中は2、3日に1回はオーディションが開催されていて、40社以上受験する生徒もいます。

 

2017年の実績では、声優プロダクション最大手の青二プロのオーディションで、6名の生徒が合格しました。

 

青二プロに6名合格は素晴らしい実績で、声優専門学校の中で過去最高の合格実績となりました。

 

年中多くのオーディション機会があるので、在学中に声優デビューを果たす生徒もたくさんいます。

 

講師陣のレベルやレッスンの評判も良く、ヒューマンアカデミーの声優講師は、全員が現役で活躍しているベテラン声優です。

 

なお、正確にはヒューマンアカデミーは専門学校ではなく、一般企業が運営する声優スクールに分類されます。

 

専門学校はカリキュラムを変更する度に届け出が必要で、迅速かつ柔軟にカリキュラムを変更しづらいという欠点があります。

 

また、声優講師を採用するにも細かい規制が多く、現役で活躍する声優を講師に招くのに制限が出ることもあります。

 

そのため、声優の学校の中にはあえて専門学校にはせずに、民間のスクールとして運営することで、他にはない学校運営を目指すところもあります。

 

校舎は全国に17校あるので、地方で社会人を続けながら通えるのもヒューマンアカデミーの強みとなっています。

 

※入学願書の受付は4月1日時点で満18歳以上の方が対象です。

 

 

 

 

アミューズメントメディア総合学院

 

アミューズメントメディア総合学院公式サイト

出典:アミューズメントメディア総合学院公式サイト

 

アミューズメントメディア総合学院では、毎年70社を超える声優プロダクションを学校に招いてオーディションを開催します。

 

ヒューマンアカデミーに次いで、オーディションのチャンスが豊富な声優専門学校と言えます。

 

東京校の2022年度卒業生の実績では、71%の生徒が声優プロダクションの所属オーディションに合格しています。

 

所属実績を公開している専門学校はそれほど多くはありませんが、71%は一二を争う高い実績です。

 

社会人から声優を目指すのであれば、声優になれるチャンスに豊富に恵まれる環境に身を置くことが大切です。

 

また、アミューズメントメディア総合学院では、在学中から声優の仕事を振ってもらえるのもおすすめする理由の一つです。

 

アミューズメントメディア総合学院のグループ会社にはアニメ制作会社や、プロダクション・エースという声優業界では有名な声優事務所があります。

 

在学中からグループ会社の仕事をさせてもらえて、仕事の実績はそのまま自分の芸歴となります。

 

学校に通いながら声優としての芸歴をつくれることで、オーディションでアピールすることができます。

 

校舎は東京と大阪のみとなっていますが、働きながらでも週1回から声優の勉強を始めることができるので、多くの社会人が通っています。

 

 

 

声優養成所との違いとは?社会人が通える声優専門学校

社会人が声優になるためには、声優養成所に通う以外にも、声優専門学校へ通うという選択肢もあります。

 

2017年の声優アワードで新人男優賞を獲得した小林裕介さんは、サラリーマンをしながら休日を利用して声優専門学校に通い、28歳の時にテレビアニメ『とある科学の超電磁砲S』で声優デビューしました。

 

また、田村ゆかりさんは地元福岡で会社勤めをしながら声優専門学校に通い、卒業後に上京して声優デビューを果たしています。

 

このように現役で活躍する声優の中には、社会人をしながら声優専門学校に通っていた方がたくさんいます。

 

それでは、社会人から声優を目指すには声優養成所と声優専門学校のどちらが良いのでしょうか?

 

声優専門学校の夜間校や土日クラスは費用が安いので、声優養成所と授業料にはそれほど差がありません。

 

授業内容や講師の質に関しては、最近の声優専門学校は非常にレベルが高いので、やはり大きな差はないと言えます。

 

それでは声優養成所と声優専門学校の違いは何か?
最も大きな違いは、声優養成所は付属の声優プロダクションが運営しているのに対して、声優専門学校は声優プロダクションから独立した学校であるという点です。

 

声優養成所に入所するということは、付属の声優プロダクションへの所属を目指すということであり、原則として他の声優プロダクションの所属オーディションは受けられないことがほとんどです。

 

それに対して声優専門学校の場合は、在学中に様々な声優プロダクションの所属オーディションを受験できます。

 

所属したい声優プロダクションが決まっているのであれば声優養成所、未定であれば声優専門学校に通うのが一般的とも言えます。

 

 

 

社会人を経てデビューした有名声優

社会人を経て声優になった有名人は決して少なくはありません。

 

収録の現場に行くと、以前は企業に勤める一般の社会人だったという人もいれば、現在も会社勤めをしながら声優の仕事も掛け持ちしているという人にお会いすることもあります。

 

そんな社会人上がりの声優の中でも、有名声優として第一線で活躍している方についてご紹介していきます。

 

 

小林裕介

代表作

『ウィッチクラフトワークス』多華宮仄役
『暁のヨナ』スウォン役
『アルスラーン戦記』アルスラーン役
『selector infected WIXOSS』紅林香月役

 

1985年生まれの小林裕介さんは、大学卒業後に一度就職しています。

 

サラリーマン時代に趣味で休日にボイストレーニングに通っていましたが、その時の講師が声優業界につながりのある人物だったそうです。

 

昔から声優の仕事に興味のあった小林裕介さんが講師に相談したところ、「興味があるならやった方がいい」と背中を押され、声優の学校に通うことを決意しました。

 

この時小林裕介さんが通った声優の学校はアミューズメントメディア総合学院、東京校は恵比寿に校舎があります。

 

2022年度の卒業生は71%が声優プロダクションに所属、声優スクールの中では圧倒的に高いデビュー率を誇る人気校です。

 

小林裕介さんがアミューズメントメディア学院を卒業したのは2010年、25歳くらいの時です。

 

卒業後は声優事務所のゆーりんプロに所属し、ナレーターの仕事を中心に声優としての仕事を始めました。

 

その後、28歳くらいの時に『とある科学の超電磁砲S』でテレビアニメデビュー、『暁のヨナ』でのスウォン役などを経て、一気に有名声優へと駆け上がりました。

 

 

 

田村ゆかり

代表作

『魔法少女リリカルなのは』高町なのは役
『NARUTO』テンテン役
『シュタインズゲート』阿万音由季役

 

アニメ好きなら誰もが知る有名声優の田村ゆかりさんも、社会人から声優になった人の一人です。

 

福岡県出身の田村ゆかりさんは、商業高校を卒業した後、地元福岡の酒類メーカーに就職しました。
一般企業で働きながら、休日を利用して福岡にある声優の学校に通っていました。

 

地元福岡の声優学校で下積みをした後に、東京へ出てさらに声優養成所で勉強をします。
そこからアニメの仕事や歌手の仕事がどんどん増えていくこととなりました。

 

 

 

洲崎綾

代表作

『たまこまーけっと』北白川たまこ役
『シドニアの騎士』白羽衣つむぎ役
『暗殺教室』茅野カエデ役

 

東京学芸大学に通いながら、ダブルスクールというかたちで声優養成所に入所。
大学卒業後は一般企業に就職して2年ほど勤務、その後2010年に『バクマン。』で声優デビューしました。

 

 

 

諏訪部順一

代表作

『テニスの王子様』跡部景吾役
『うたの☆プリンスさまっ♪』神宮寺レン役
『黒子のバスケ』青峰大輝役

 

職歴に関する情報はありませんが、大学卒業後にサラリーマンとして職を転々とした時期があるそうです。
社会人を数年経験した後に、声優に転向されたそうです。

 

 

知っておこう!社会人から声優を目指すリスク

 

困っている少年

 

社会人から声優を目指すとなると、当然リスクも伴うことになります。
社会人だけではなく大学生や高校生にだって同じことは言えますが、やはり年齢を重ねれば重ねるほどリスクは大きくなります。

 

声優を目指すことに伴うリスクと言うと、やはり声優になれない可能性があるということです。

 

声優のスクールは全国にたくさんありますが、デビュー率が高いアミューズメントメディア総合学院でも、卒業生の声優事務所所属率は71%(2022年度実積)となっています。

 

つまり、アミューズメントメディア総合学院でも卒業生のおよそ4人に1人は声優になれないということになります。
もちろんその後さらに声優養成所に通い、1年後にはデビューしたという卒業生の方もたくさんいらっしゃいます。

 

しかし、声優になりたいからと言って、全員がなれる職業ではないということは頭に入れておきましょう。

 

また、声優になれなかった時のつぶしがきかないのもリスクの一つです。

 

例えば音楽系の専門学校に通う人であれば、ミュージシャンとしてメジャーデビューできなかったとしても、裏方や関連会社への就職という手もあります。

 

声優であってもマネジメント側に進むという道はありますが、声優になれなかった人全員がなれるわけではありません。

 

これらのリスクを極力避けるためにも、まずは社会人として働きながら、週に1回や2回声優養成所に通ってみることをおすすめします。

 

声優養成所に通っているうちに、自分に声優の適正があるかどうかも多少分かってきますし、講師に進路を相談することもできます。

 

声優になれる可能性が高ければ講師はきっと背中を押してくれるでしょうし、難しいと判断すれば仕事を続けるようにアドバイスしてくれるかもしれませんね。

 

収録現場で一緒になる声優さんの中には、一般企業に勤めながら声優の仕事もこなしている方に会うこともあります。

 

仕事を辞めて声優の道にかけるという思い切りが必要な時もありますが、社会人と声優を並行して続けることも不可能なことではありません。

 

 

【声優になるために】社会人のあなたが今できること

社会人のあなたが声優になろうと思ったら、今からできることは二つ、声優養成所や専門学校に通うことと、できるだけたくさんのオーディションを受けることです。

 

声優の世界は独学で通用するほど甘くはなく、ただ特徴のある声というだけでは声優の仕事は出来ません。
滑舌や発声のような基礎的なトレーニングに加えて、アテレコや演技の勉強も必ず必要になってきます。

 

それらは決して自分一人で学べるものではなく、プロによる指導が必要不可欠です。
そのためにも、社会人のあなたが声優になろうと思ったら、まずは週末だけでも声優養成所や専門学校で勉強を始めることが必須となります。

 

また、会社勤めや声優のトレーニングを続けるかたわらで、オーディションをたくさん受けてみるのも良いでしょう。

 

声優のオーディションの中には、事務所に所属していない一般人でも応募可能なものがいくつかあります。

 

合格すれば一般人でも声優としてデビューすることができますし、落ちたとしてもオーディションの経験を積むことができます。

 

ただし、事務所に所属していない一般人が声優オーディションに合格する確率は、1%にも満たないような厳しい世界です。

 

とりあえず社会人として働きながら声優を目指すなら、やはり声優養成所や声優専門学校に通うことが第一条件ということは頭に入れておきましょう。

 


社会人におすすめの声優専門学校3選