社会人も通えるアニメ専門学校を徹底解説!
仕事やアルバイトをしている方でも、夜間や休日に通えるアニメ専門学校があります。
とは言え、働きながらでも通えるアニメ専門学校は限られており、東京にあるアニメ学校では唯一代々木アニメーション学院だけが夜間や土日のコースを開講しています。
以下に、社会人も通える代々木アニメーション学院について解説していきます。
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代々木アニメーション学院
アニメの学校といえば、代々木アニメーション学院を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
代々木アニメーション学院は長年にわたりアニメ業界に多くの人材を輩出してきた学校で、業界でも有名なアニメの学校です。
現在日本で放映されているほぼ全てのアニメ作品に、代々木アニメーション学院の卒業生が関わっているとも言われています。
設備にはプロ仕様の機材が揃っており、初心者からプロのアニメーターを目指せる環境が整っています。
どの校舎も駅近にあり、リモートで学習することもできるので、仕事と両立しやすい学校です。
働きながらでも基礎からしっかり学べる学校に通いたいという人におすすめのアニメの学校です。
代々木アニメーション学院の社会人が通えるアニメコースには、下にご紹介する2つのコースがあります。
どちらのコースも社会人やフリーター、学生のダブルスクールで通うことができますが、カリキュラムは大きく異なります。
週一のアニメベーシックコースは、アニメーションの制作工程全体を半年間で学びます。
授業時間がそれほど多くはないので、基本的な知識と技術を学べるコースと考えるとよいでしょう。
社会人夜間学部は、昼の専門学生と同じカリキュラムを平日夜間と土曜日に振り分けています。
授業内容が昼の専門学生と同じなので、2年間かけてプロのアニメーターを目指すコースです。
2024年10月現在、社会人夜間学部のアニメーター科は開講していません。
夜間・土日のアニメ専門学校に通うメリットは?
社会人がアニメーターを目指す方法は様々ですが、就職を本気で考えるなら夜間・土日に授業を行っている専門学校に通うのがおすすめの方法です。
夜間・土日のアニメ専門学校に通うことには、どのようなメリットがあるのかをご紹介します。
- 働きながらアニメーターに挑戦できる
- 最新設備で学ぶことができる
- 同じ目標を持つ仲間ができる
- 自分の実力を知ることができる
- 就職サポートが受けられる
働きながらアニメーターに挑戦できる
アニメについてしっかり学ぼうと思うと、アニメ専門学校や大学に通うという選択肢を考える人は多いでしょう。
ところが、社会人が平日週5で学校に通うのは難しいので、仕事を辞めて学校に通いなおすか、もしくは夢を諦めるかの2択で悩むことになります。
しかし、仕事を辞めるということは収入源がなくなるため、経済的な不安が出てきます。また、再就職への不安を考える人も少なくないでしょう。
夜間や土日に行われる授業であれば、仕事を辞めなくてもアニメーターの夢に挑戦することができます。
働きながら夢に挑戦できるのは、経済的なリスクが軽減されるのが大きなメリットです。
最新設備で学ぶことができる
夜間や土日のアニメ専門学校以外にも、社会人がアニメについて学ぶ方法はありますが、アニメ専門学校はアニメーターになるための設備が最も整っていると言えます。
アニメ専門学校は、初心者からプロのアニメーターを育てる環境を整えています。設備投資は小さなスクールとは比べ物になりません。
プロが実際に使う機材が揃えてあり、それらを使って実践的に学ぶことができます。
アニメの描き方を学ぶだけではなく、アニメーターを育てるために必要な設備が整っているのが、夜間・土日のアニメ専門学校で学ぶメリットです。
同じ目標を持つ仲間ができる
夜間・土日のアニメ専門学校には、仕事とアニメの勉強の両立を目指す人がたくさん集まります。
こうした環境では、同じ目標を持つ仲間との出会いにも期待できます。
仕事と学校の両立は大変な面もありますが、学校で出会った仲間と悩みや苦労を分かち合えるでしょう。
自分の実力を知ることができる
夜間・土日のアニメ専門学校に行くメリットには、自分の実力を知ることができる点もあげられます。
自分の実力を知ることで、アニメーターの夢に挑戦し続けるのかどうかを判断しやすくなります。
また、自分の長所や短所を把握することで、アニメーターになるために必要なことを具体的に知ることができます。
自分の実力を正確に把握することは一人ではなかなかできないので、アニメ専門学校に行く大きなメリットといえるでしょう。
就職サポートが受けられる
代々木アニメーション学院の全日社会人夜間学部であれば、全日制の専門学生と同じように就職サポートを受けることができます。
スクールやオンラインレッスンでは、就職サポートを受けられない場合が多いです。
社会人の方が本気でアニメ業界を目指すのであれば、代々木アニメーション学院の全日社会人夜間学部がおすすめです。
夜間・土日のアニメ専門学校に通うデメリットは?
夜間・土日のアニメ専門学校には、当然ながらデメリットも存在します。どんなデメリットがあるのか詳しく見ていきましょう。
- 仕事との両立が大変
- アニメーターになれるとは限らない
- 時間とお金がかかる
仕事との両立が大変
アニメーターになるための知識や技術を習得するのは、簡単なことではありません。
学校以外での努力も必要になる上に、場合によっては宿題などの提出物に追われることもあるでしょう。
社会人やフリーターや学生など、アニメ専門学校とは別にやるべきことがある人は覚悟が必要でしょう。
アニメーターになれるとは限らない
アニメーターという職業には、アニメ専門学校を卒業したら取得できる資格のようなものはありません。
アニメ専門学校はあくまでもアニメーターになるための技術を学びに行く学校であり、卒業したからといってアニメーターになれる保証はありません。
アニメーターになれない可能性があることも肝に命じておきましょう。
時間とお金がかかる
夜間・土日のアニメ専門学校に通うためには、当然ながら時間もお金もかかります。
アニメーターになれなかった場合、時間もお金も無駄にしたと感じる人もいるでしょう。
代々木アニメーション学院の全日社会人夜間学部では、全日制の生徒と同じように就職のサポートも受けられます。
就職先が見つかるかどうか不安な人は、就職サポートが手厚いアニメ専門学校を検討してみるとよいでしょう。
夜間・土日のアニメ専門学校のカリキュラム
夜間・土日のアニメ専門学校では、どのようなことが学べるのでしょうか?
ここでは、代々木アニメーション学院の週1コースのカリキュラムを参考にしながら、夜間・土日のアニメ専門学校の授業内容を詳しく見ていきましょう。
アニメ制作工程
企画・シナリオ・絵コンテ・作画・撮影などアニメ制作の流れを学びながら、アニメーターの仕事について学習します。
クリーンナップ
鉛筆で描かれた原画の線から、ニュアンスをくみ取りながら正しい線を選んで清書していく作業です。
中割り
絵と絵の間をスムーズに見せるための絵を描く作業を「中割り」といいます。キャラクターが動いて見えるようにするための中割りの技術を学びます。
アニメレイアウト
カメラワークや映像表現法を学び、アニメの構図の描き方を習得していきます。
アクション創作
アニメにおけるアクションの発想力や表現力を養う授業です。基本的なキャラクター動作を学びます。
原画基礎・応用
作画のキーポイントになるポーズを描くのが原画です。原画の描き方の基礎と応用を学びます。
基礎動画作画
アニメーションの基礎となる3つの大きな動きは、「歩き」「走り」「振り向き」です。これらの作画方法を学びながら、動画の基礎技術の習得を目指します。
アニメ制作
週1コースでは、半年間で学んだことの集大成としてショートアニメを制作します。他学科の学生とチームを組んで、本格的なアニメ制作を行います。
代々木アニメーション学院の社会人夜間学部では、上記の内容に加えて以下のような授業も受講します。
- アニメ作品制作
- ポートフォリオ制作
- キャラクターデザイン
- デジタルアニメ作画基礎
- アニメレンズ効果
- 原画・第2原画
- アクションアニメ作画
- 卒業アニメ制作
授業内容についてさらに詳しく知りたい方は、代々木アニメーション学院の公式ホームページを参照してみましょう。
仕事とアニメ専門学校の両立は可能?
夜間・土日のアニメ専門学校は、社会人や大学生、アルバイトで生計を立てているフリーターにも両立しやすい学校です。
授業が行われる時間帯は、社会人として働いている人でも通いやすい土日や、仕事帰りの時間帯となっています。
参考として、代々木アニメーション学院の週一コースの過去の時間設定を見てみましょう。
選択肢は多くありませんが、週1回いずれかの時間帯で通学できる人であれば、仕事との両立は可能です。
※最新のスケジュールは直接お問い合わせください。
次に、社会人夜間学部の過去のスケジュールを見ていきましょう。通学するのは平日の夜間2回と土曜日で、週3日の通学スタイルです。
※最新のスケジュールは直接お問い合わせください。
こちらのクラスでは週5日の全日制の専門学生と同じカリキュラムで学ぶことができるので、週一クラスよりも本格的な授業を受けることができます。
そのため、通学期間も2年間と長くなりますが、社会人との両立が可能な人にはおすすめです。
コースによって通学スケジュールや開講時間が異なるので、仕事との両立が可能な方を選択すると良いでしょう。
夜間・土日のアニメ専門学校の学費はどのくらい?
夜間・土日のアニメ専門学校の学費は、授業回数や授業内容によって大きく違いがあります。
代々木アニメーション学院を例にとると、以下のようになります。
1コマ2時間 / 半年間(全20回)
165,000円(入学金33,000円を含む)
※2024年10月時点での情報です。
週4コマ / 2年間
1年次 / 1,553,000円(入学金20万円を含む)
2年次 / 1,331,000円
2年総額 / 2,884,000円
※2022年10月時点での情報です。
夜間・土日のアニメ専門学校に年齢制限はある?
夜間や土日のアニメ専門学校には、年齢制限があるのでしょうか?
代々木アニメーション学院の2つのコースを例に挙げて、年齢制限を確認していきましょう。
12歳以上(小学生は除く)であること。
(18歳未満の方は保護者の同意が必要です)
義務教育修了以上(卒業予定者を含む)の方であれば年齢・性別不問
社会人の方であれば、夜間・土日コースの年齢制限に引っかかる可能性はほとんどないと言えるでしょう。